中期経営計画アップデート
(2026~2028)

2026年9月17日付

株式会社電通グループ(以下「当社」)は、2026年度から2028年度を対象期間とする中期経営計画アップデートを発表しました。同計画の概要は以下のとおりです。

中期経営計画アップデート(2026~2028)資料

中期経営計画アップデート(2026~2028)の位置づけ

当中期経営計画アップデートは、2025年2月に公表した中期経営計画2025~2027の基本方針を維持しつつ、収益性の回復と財務健全化を最優先に2026~2028年の計画として再設計したものです。

2025年以降、当社グループが遂行してきた各取組みについて必要な見直しを行うことにより、2028年までの3年間で再成長に向けた基盤を構築し、持続的な成長の実現を目指します。

電通グループの目指す姿の実現に向けた戦略

当社グループの目指す姿である「顧客と社会の成長に最もインパクトを提供するGrowth Partner」の実現に向け、財務健全化と持続的な競争力の基盤強化に取り組みます。構造改革による組織の簡素化や事業ポートフォリオの最適化を進めるとともに、オペレーション改革や生産性向上を通じて収益力を強化します。創出した経営資源を重点領域へ集中し、ケイパビリティの拡充や新たな収益モデルの構築を推進します。また、パートナーとのアライアンス強化やAI活用を進め、持続的な成長基盤を構築してまいります。

各リージョンの役割と戦略

「顧客と社会の成長に最もインパクトを提供するGrowth Partner」という目指す姿はグローバル共通ですが、その実現に向けた道筋は、各リージョンの環境を踏まえて最適化していきます。

日本については、グループの中核としてグループ最大の利益基盤を一層強化します。Americasは、メディアとCXMを軸にグローバルの成長の原動力を担い、EMEAは、市場シェア回復と収益性の改善を図ります。そしてAPACは、市場横断での連携強化と成長機会への集中投資により、次の成長基盤を築いてまいります。

4つのリージョンがそれぞれの役割を果たすことで、グループの成長を実現します。

電通グループの価値提供の構造

当社グループの提供価値の中心には、常にクライアントの事業の成長があります。その実現に向け、クライアントの顧客獲得から、獲得した顧客との関係維持までを支援していきます。電通グループのグローバルでのコア事業であるメディアを中心としたマーケティング支援では、中核となるオファリングを定めるとともに、AIを組み込んだ実行機能を全市場で展開していきます。

また、AI化が進む時代において、生活者との関係性の強化と企業変革への貢献も重要な要素です。電通グループが競争優位性を発揮できる市場では、生活者とのつながりを形成するスポーツ&エンターテインメント事業や企業の事業変革についても重点的に取り組んでまいります。

全ての市場で成すべきこと、注力市場において取り組むことをそれぞれ選択し、着実に価値を提供します。

電通グループの強み

当社グループの強みは、まず、専門性の高い人財・ケイパビリティとグローバルなネットワークです。また、長期にわたるクライアント・パートナーとの信頼関係をベースに、オープンかつクライアントの環境に合わせたクライアントファーストの形でサービスを提供できることも強みです。

リージョン、市場ごとに、当社グループが競争優位性を発揮できる注力マーケット、領域を明確にし、高い専門性と着実な成果によってクライアントからの信頼を築き、継続的な成長を支えるパートナーとして価値を提供していきます。

主要財務目標

2028年度の主要KPIとして、オペレーティング・マージンを重視していきます。16%の達成に向けて、経営基盤の再構築による継続的なオペレーティング・コストの削減を進めるとともに、グローバルHQコストを2026年度計画対比で約30%削減し、2028年度には全4リージョンが株主価値の創出に貢献できる状態を目指します。あわせて、AIやデータ&テクノロジーの導入を加速し、従業員一人当たりの生産性を高めることなどを通じて、オーガニック成長率2~3%の実現を目指します。

これらに加えて、財務方針とキャピタルアロケーションおよびガバナンス・サステナビリティ・人的資本経営へのコミットメントにより、次の成長に向けた強固な事業基盤・顧客基盤を確立します。