2013-

クライアントの成功をサポート

写真1

海外事業運営を統括する海外本社
「電通イージス・ネットワーク」を設立

2012年7月12日、電通とイージス・グループの取締役会は、電通によるイージスの買収提案に合意したことを共同で発表した。そして、2012年8月16日、イージスの株主総会において買収が承認された。

買収手続きは2013年3月26日に完了し、海外事業運営を統括する海外本社「電通イージス・ネットワーク」がロンドンに設立された。取締役会議長には電通常務執行役員兼電通ネットワークCEOのティム・アンドレーが、取締役CEOにはイージス・グループCEOのジェリー・ブルマンがそれぞれ就任した。

世界展開の拡大

写真2

電通とイージスの事業展開地域には、重複が極めて少なかった。電通は日本の広告/マーケティング分野のリーダーであり、アジア圏においても確固たる地位を築き、北米事業においても拡大中であった。一方で、イージスは新興国への参入を次々と果たしており、アジア圏では既にゆるぎない事業を展開していた。

新たなグローバルネットワークを構築した電通は、広告/メディア/マーケティングのフルサービスを提供する企業グループとして、複数の海外拠点からローカル、リージョナル、グローバルの各レベルのクライアントに、高度に統合されたサービスが提供できる体制へと進化した。

デジタル能力の強化

消費者が「スケールアップされたテクノロジー」を受容することで、コネクテッドデバイスの普及やコミュニケーション技術の進化に拍車がかかり、クライアントの広告/マーケティング活動に大きな影響が見られるようになった。結果として、電通にはデジタルソリューション提供能力の強化が求められた。デジタル消費やクライアントからのデジタルサービス需要の増加に呼応して、電通は数年をかけてデジタルソリューションの提供能力を増強してきた。イージスの買収によって、Isobar(アイソバー)とiProspect(アイプロスペクト)の持つクリエーティブ開発やパフォーマンスマーケティングの強みが加わり、メディア/コンテンツ/デジタルテクノロジーを活用した強力なグローバルプラットフォームの提供が可能になった。今後も、クライアントに対するビジネスサポート機能をさらに増強していく。

この時点で、電通グループは124カ国で事業を展開し、43,000人以上のプロフェッショナルを擁する企業グループとなった。

  • 写真1:
    海外本社「電通イージス・ネットワーク」の社屋
  • 写真2:
    電通社長の石井直(左)と電通イージス・ネットワークCEOのジェリー・ブルマン(右)

閉じる

このウェブサイトではサイトの利便性の向上を目的にクッキーを使用します。ブラウザの設定によりクッキーの機能を変更することもできます。詳細はクッキーポリシーをご覧ください。サイトを閲覧いただく際には、クッキーの使用に同意いただく必要があります。