電通グループ、米国「4サイト社」買収により、マークル社のデータマーケティング・サービスを強化
2020.01.31
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株式会社 電通グループ(本社:東京都港区、代表取締役社長執行役員:山本 敏博、資本金:746億981万円、以下「当社」)は、連結子会社で海外事業を統括する「電通イージス・ネットワーク社」※を通じて、1stパーティデータを活用したマーケティングテクノロジーに強みを持つ米国の「4Cite Marketing, LLC」(本社:ニューヨーク州オールバニー市、CEO:Bob Gaito、以下「4サイト社(フォーサイト社)」)の株式100%を取得しました。
2010年に設立された4サイト社は、個人データ保護の認識の高まりに伴い世界的に3rdパーティクッキー使用からの脱却が進む中、1stパーティクッキーを活用した独自のマーケティングテクノロジーを、特にeコマース領域において提供する企業として成長してきました。高度なデータ分析、オンライン・実店舗を横断したリアルタイムなデータ統合などを通じ、生活者一人ひとりに合わせた優れた顧客体験を、約350社の顧客企業に対して提供しています。
本件買収の目的は、当社のグローバルネットワーク・ブランドの1つで、テクノロジーを活用したデータ分析に強みを持つデータマーケティング会社「Merkle」(本拠地:米国メリーランド州、以下「マークル社」)が提供する、顧客企業ごとの個人IDデータを蓄積できるプラットフォーム「M1(エムワン)」の精度・能力を強化・拡充することにあります。4サイト社が提供する1stパーティクッキーを活用したマーケティングテクノロジーとM1を連携させることで、M1のIDデータの更なる精度向上、アイデンティティーグラフの質と規模の拡大が期待されます。
今後当社は、4サイト社の買収を通じて、多くのFortune1000企業に対して、マークル社のM1活用でより高精度で競争力の高いデータマーケティング・サービスを提供していきます。
なお、本件が当社の2020年12月期の連結業績に与える影響は軽微です。
※電通グループの海外事業を統括する「電通イージス・ネットワーク社」(本社:英国ロンドン市)は、10のグローバルネットワーク・ブランドを中心に世界でビジネスを展開しています。10のブランドとは、Carat、Dentsu (Dentsu Brand Agencies)、dentsu X、iProspect、Isobar、mcgarrybowen、Merkle、MKTG、Posterscope、Vizeumを指します。
【4サイト社の概要】
正式社名 | : | 4Cite Marketing, LLC(4サイト社) |
本社所在地 | : | 米国ニューヨーク州オールバニー市(ニューハンプシャー州にも拠点を持つ) |
設立 | : | 2010年7月 |
株主構成 | : | 株式取得後、電通イージス・ネットワーク社 100% |
収益(Revenue) | : | 約770万USドル(約8.4億円)(2019年12月期) |
代表者 | : | Bob Gaito (CEO) |
従業員数 | : | 50名 |
事業内容 | : | テクノロジーを活用したデータマーケティング・サービス |
以 上