電通グループ、米国「デジタルPi社」買収により、B2B領域のマーケティングオートメーション関連サービスを強化
2020.01.28
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株式会社 電通グループ(本社:東京都港区、代表取締役社長執行役員:山本 敏博、資本金:746億981万円、以下「当社」)は、連結子会社で海外事業を統括する「電通イージス・ネットワーク社」※を通じて、米国のB2B領域マーケティングオートメーション・コンサルティングサービス会社「Digital Pi, Inc.」(本社:ダラス市、CEO: Ryan Vong、以下「デジタルPi社」)の株式100%を取得しました。
2013年に設立されたデジタルPi社は、米国におけるB2B領域のデジタルマーケティングエージェンシーとして成長を遂げてきました。現在では50名の従業員を抱え、中規模から大規模まで数多くの顧客企業に対して、有力なマーケティングオートメーション・プラットフォームであるAdobe Marketo Engageの実装、コンサルティングからデマンドジェネレーション(見込み案件の発掘・創出)、そのキャンペーン運営に至るまで、顧客体験とエンゲージメントの向上に資するB2B領域の専門サービスを提供しています。
本件買収の目的は、当社のグローバルネットワーク・ブランドの1つで、テクノロジーを活用したデータ分析に強みを持つデータマーケティング会社「Merkle」(マークル社、本拠地:米国メリーランド州)のB2B領域における事業規模の拡大とサービス機能の強化にあります。今後当社は、デジタルPi社のブランド呼称を「Digital Pi, a Merkle Company」(デジタルPi・ア・マークル・カンパニー)へと改称し、マークル社が戦略的に重視するマーケティングオートメーションやデマンドジェネレーションのケイパビリティーを拡張することで、より競争力の高いデータマーケティングやCRMサービスを提供していきます。
なお、本件が当社の2020年12月期の連結業績に与える影響は軽微です。
※電通グループの海外事業を統括する「電通イージス・ネットワーク社」(本社:英国ロンドン市)は、10のグローバルネットワーク・ブランドを中心に世界でビジネスを展開しています。10のブランドとは、Carat、Dentsu (Dentsu Brand Agencies)、dentsu X、iProspect、Isobar、mcgarrybowen、Merkle、MKTG、Posterscope、Vizeumを指します。
【デジタルPi社の概要】
正式社名 | : | Digital Pi, Inc.(デジタルPi社) |
本社所在地 | : | 米国テキサス州ダラス市 |
設立 | : | 2013年4月 |
株主構成 | : | 株式取得後、電通イージス・ネットワーク社100% |
収益(Revenue) | : | 810万ドル(約8.8億円)(2019年12月期) |
代表者 | : | Ryan Vong (CEO) |
従業員数 | : | 50名 |
事業内容 | : | B2B領域のマーケティングオートメーションに関するコンサルティングサービスを提供 |