グローバル・チーフ・サステナビリティ・オフィサー メッセージ
㈱電通グループ
グローバル・チーフ・サステナビリティ・オフィサー北風 祐子
事業を通して困難な社会課題を解決する未来のアイデアを生み出していく
dentsuは、経営方針B2B2S、提供価値Integrated Growth Solutionsを実行に移すために、刷新した中期経営計画と、当社グループが培ってきた独自の知見や多様なケイパビリティを組み合わせることで、クライアントや社会を含むビジネスバリューチェーン全体にポジティブな変革をもたらすイノベーションを推進しています。あわせて、変化する外部環境にも柔軟に対応していくため、2025年6月に取締役会の承認を経て、サステナビリティへの取り組みを更新しました。
更新された「2030価値創造戦略:事業を通して困難な社会課題を解決する未来のアイデアを生み出していく」は、私たちの事業における財務的側面と非財務的側面を更に統合し、グループの企業価値を高めていくことを目指しています。 マテリアリティは以下の4つです。
これらのマテリアリティに取り組むことが、人的資本、知的資本、社会関係資本、財務資本を強化し、事業を通じた経済的及び社会的価値を創出すると考えています。この信念のもと、全社を挙げて取り組みを推進しており、その結果として長期的なレジリエンスが強化され、主要格付機関からの評価も向上しています。
当社グループは適用されるすべての開示関連の法律及び規制を今後も遵守し、情報開示の充実をはかり、投資家をはじめとするステークホルダーの皆様に対し、環境・社会・経済における喫緊の課題へのソリューションを創出していること、並びに財務リスクを適切に管理しつつ、当社グループの長期的な事業目標や各種イニシアティブの達成に向けて取り組んでいることを積極的に示してまいります。
dentsuは、創業以来、人々とビジネスとの関わりへの深い洞察力を培ってきました。この洞察力と、価値創造戦略を組み合わせることで、未来に向けた革新的なアイデアを創出し、それを高い倫理基準に則りながら提供していくという私たちの姿勢をより一層強化していきます。また、人を中心とした企業文化を育み、環境レジリエンスを高めることにもつなげていきます。創業以来培ってきた「人への洞察力」を活用し、私たちは前向きかつ持続可能な変革を推進・定着させる考え方や行動の形成に取り組みます。インテグリティ、人財とカルチャー、イノベーション、そして環境のレジリエンスに注力することで、社会全体の持続的な発展を支える原動力となることを目指します。