電通ベンチャーズ、AIを活用したバーチャルキャラクター制作のためのプラットフォームを提供する米国「インワールドAI社」に出資
2023.10.13
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株式会社電通グループ(本社:東京都港区、代表執行役 社長 CEO:五十嵐 博、資本金:746億981万円)のコーポレート・ベンチャーキャピタル・ファンド「電通ベンチャーズ2号ファンド」(以下「電通ベンチャーズ」)は、ゲームやインタラクティブな体験向けのAIを活用したバーチャルキャラクター制作用プラットフォームの提供におけるリーディングカンパニー「Theai, Inc.」(本社:米国カリフォルニア州、CEO:Ilya Gelfenbeyn、以下通称「インワールドAI社」)に出資しました。
インワールドAI社が提供するプラットフォームは、AIを活用し、バーチャル上の人物やNPC※1に、性格、思考、記憶、行動などの個性を与えることで、人間同士のような深い交流を可能にする設計がなされています。顧客企業はバーチャルキャラクターをカスタマイズすることで独自のユーザー体験を構築してユーザーとの人間的で活発なインタラクションを実現でき、プロダクトやマーケティング戦略のためのインサイトに繋げることができます。
インワールドAI社のチーフ・プロダクト・オフィサー(CPO)で共同創業者のKylan Gibbs氏は「当社の使命は、人々がブランドとのインタラクションを人間同士のように感じる方法を再定義することにあります。電通ベンチャーズからの今回の出資は、ブランドとそのユーザーとの関係を強化する先進的なソリューション開発に向けた最初の一歩です。」と述べています。
本出資を契機に、電通ベンチャーズは、インワールドAI社のビジネス拡大を支援するとともに、電通グループとしては、AIによるバーチャルキャラクターを活用したユーザー体験をもたらすことで、今年6月に発表しました米国のRoblox社との提携※2の拡大に繋げていきたいと考えています。今後も生成AIを含むグローバル規模のイノベーションを取り込むことで、顧客企業に高度なデジタルソリューションを提供していきます。
インワールドAI社と電通ベンチャーズの概要は次のとおりです。
<インワールドAI社の概要>
社名 | Theai, Inc.(通称インワールドAI社) |
本社所在地 | 米国カリフォルニア州マウンテンビュー市 |
設立年月日 | 2021年7月 |
代表者 | Ilya Gelfenbeyn(CEO) |
事業内容 | AIを活用したバーチャルキャラクター制作用のプラットフォームの提供 |
URL | https://inworld.ai/ (英語のみ) |
ブランドロゴ:
<電通ベンチャーズ2号ファンドの概要>
名称 | 電通ベンチャーズ2号ファンド(Dentsu Ventures Fund II) |
ファンド総額 | 100億円 |
ファンド組成時期 | 2021年4月 |
運用期間 | 2031年3月までの10年間を予定 |
投資地域 | 国内外問わずグローバルに投資 |
投資ステージ | シードからレイターまで幅広いステージに投資 |
URL | https://dentsu-v.com/ |
※1:Non-player character(ノンプレイヤーキャラクター)の略で、プレイヤーが操作しないキャラクターのことを指します。
※2:Roblox社とのパートナーシップ契約締結の詳細については以下よりご覧ください。
https://www.group.dentsu.com/jp/news/release/000982.html
以 上
【本投資に関する問い合わせ先】
電通ベンチャーズ
Email:info@dentsu-v.com
【リリースに関する問い合わせ先】
株式会社電通グループ グループコーポレートコミュニケーションオフィス 小嶋、杉浦
Email:group-cc@dentsu-group.com