電通ジャパンネットワーク、使用しなくなったプラスチック製品のアップサイクルを推進し、社会課題に対応する「で、おわらせないPROJECT」を始動

― 第1弾は「名刺用凸面点字器」で環境負荷軽減と社会のDE&Iの実現に貢献 ―

電通グループの国内事業を統括・支援する電通ジャパンネットワーク(本社:東京都港区、社長執行役員CEO:榑谷 典洋、以下「DJN」)は、サステナビリティ関連プロジェクトをグループ横断で推進する「DJNサステナビリティ推進オフィス」と「電通Team SDGs」の主導のもと、DJN傘下の4社、および株式会社パンテック(本社:滋賀県大津市、代表取締役:黒木 正明)と共同で、使用しなくなったプラスチック製品のアップサイクルを推進することで様々な社会課題に対応する「で、おわらせないPROJECT」を始動しました。また、当プロジェクトの第1弾として「名刺用凸面点字器ten・ten(テンテン)」を開発し、プラスチック製品のリサイクルによる環境負荷軽減への取り組みと共に、点字でのコミュニケーションを促進することで社会のDE&Iの実現に貢献していきます。

電通グループは、「B2B2S (Business to Business to Society) 」※1企業グループへの進化を経営方針として掲げており、その1つの施策として「で、おわらせないPROJECT」を位置付けています。当プロジェクトは、企業が自社で取り組める活動として、オフィス等で使用しなくなったプラスチック製品を再資源化し、創造的再利用を目指す社会課題対応型のアップサイクルプログラム※2です。

その第1弾が、名刺に点字を施すことができる「名刺用凸面点字器ten・ten(テンテン)」です。デジタル化が進展してもなお、有効なビジネスコミュニケーションツールとして活用されている名刺に点字が施され、それが浸透することで、社会全体のダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン(DE&I)※3の意識の啓発・推進に繋がると考えています。DJN傘下企業ではすでに点字付き名刺を一部導入しており、社内外から好意的な反応を得ています。また、これを活用した点字講習会等の実施により、グループ従業員への点字名刺作成の浸透を進めています。

<「名刺用凸面点字器ten・ten(テンテン)」概要>
名刺に特化した凸面点字器により、従来の点字器に比べ、簡易に名刺に点字を打つことができます。防災備蓄品の入換期限を迎えた防災用ヘルメットからは凸面点字器と点筆を、使用しなくなったクリアファイルからは専用のケースをそれぞれ製作します。クリアファイルの回収は、株式会社電通グループの特例子会社「株式会社電通そらり」が担当しました。使わなくなったプラスチック製品は、粉砕、混錬され、再生材のペレットとして名刺用点字器、点筆とケースの原料になります。

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2022年4月1日には「プラスチック資源循環促進法」※4が施行されます。当プロジェクトでは、今後もこの施行を始めとした様々な社会や企業の要請・期待に応えるべく、当社グループならではのクリエイティビティや多様性を生かし、専門的な知見を持ったステークホルダーと共創することで、使用しなくなったプラスチック製品を起点に開発する対象の製品・サービスを拡大していくと共に、社会課題の解決を図るアップサイクルの輪を社内外へと広げていきます。今後も当社グループは、当プロジェクトを推進し、ソリューションを顧客企業・団体へ提供するDJN傘下の各社を支援することで、「B2B2S」グループ企業への進化と、企業価値の向上を実現させていきます。

<アップサイクルプログラム「で、おわらせないPROJECT」概要>
URL:https://deowarasenai.jp

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プラスチックリサイクルパートナー:

株式会社パンテック URL:https://www.pantechco.jp/

点字の監修:

特定非営利活動法人日本点字普及協会 URL:http://tenjifukyu.jp/

点字器開発の協力:

有限会社読書工房 URL:https://www.d-kobo.jp/

電通グループ内の参加企業:

電通ジャパンネットワーク URL:https://www.japan.dentsu.com/jp/
株式会社電通 URL:https://www.dentsu.co.jp/
株式会社電通コーポレートワン URL:https://www.dc1.dentsu.co.jp/jp/
株式会社電通そらり URL:https://www.dentsu-sol.co.jp/
株式会社電通テック URL:https://www.dentsutec.co.jp/

※1「B2B2S」:電通グループが掲げる経営方針。「B-to-B」のさらにその先にあるS(ソサイエティ)と向き合う、「B-to-B-to-S (Business to Business to Society) 」企業グループへ進化し、顧客企業との仕事を通じて、社会課題を共に解決することで、社会全体に中長期的に価値を生み出していく。

※2「アップサイクルプログラム」:単なる素材としての再利用だけではなく元の製品よりも価値の高いものを生み出すことを目的とする取り組み。

※3「ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン」の略。社会における人々の多様性(ダイバーシティ)、公平性(エクイティ)、包摂性(インクルージョン)に関する課題と、それを高める対策のことを指す。

※4正式名は「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律」。概要は環境省のホームページをご参照下さい。URL:https://www.env.go.jp/recycle/plastic/circulation.html

以 上

【事業に関する問い合わせ先】
株式会社電通ジャパンネットワーク
サステナビリティ推進オフィス 堀田、林
Email:sustainability@dentsu-group.com
電通Team SDGs
Email:team-sdgs@dentsu.co.jp

【リリースに関する問い合わせ先】
電通ジャパンネットワーク コーポレートコミュニケーションオフィス 小嶋、佐藤
Email:group-cc@dentsu-group.com

電通ジャパンネットワークでは、新型コロナウイルス対策の一環として、現在リモートワークを実施しておりますので、同期間のお問い合わせは、Eメールにてお願いいたします。

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