保有株式の一部売却に伴う、当社個別決算における特別利益計上に関するお知らせ

株式会社 電通グループ(本社:東京都港区、代表取締役社長執行役員:山本 敏博、資本金:746億981万円、以下「当社」)は、当社が保有する株式会社リクルートホールディングス(東証第1部 証券コード:6098、以下「RH社」)の株式の一部を、売出しの方法により売却することとしましたので、下記のとおりお知らせします。
なお、今般実施されるRH社株式の売出し(以下「本件売出し」)の詳細につきましては、RH社が本日付で公表している「株式の海外売出しに関するお知らせ」をご参照ください。

1. 本件売出しについて
2020年8月から着手している“包括的な事業オペレーションと資本効率に関する見直し”は、「合理的な事業構造による統合ソリューションの高度化」、「コスト構造の改革」、「バランスシートの効率化加速」、「これらによる長期的視点での株主価値の最大化を図ること」を目的として具体的に進捗しています。当社グループは、この見直しと必要な施策を通して実現する、高レベルな統合ソリューションの提供で顧客企業成長へ貢献することにより、当社グループの持続的な成長と収益性の確保を目指します。
この見直しによって判断した施策の1つとして、この度、当社が現在保有するRH社の株式5,355万株※1のうち4,337万6,000株※2を本件売出しにより売却することとしました。
当売却によって得ることが想定される資金は、事業トランスフォーメーション加速のための計画の推進、および過去に実施したマークル社を含むM&Aに関する支払いに充当される予定ですが、詳細は2021年2月にお知らせします。

当社は継続保有するRH社株式について、売出価格等決定日(2020年12月2日から同月3日までのいずれかの日)に始まり、海外売出しの受渡期日(売出価格等決定日の2営業日後の日)から起算して180日目の日までの期間(ロックアップ期間)は、本件売出しの引受人の事前の書面による同意なしに、原則としていかなる処分も行わない旨を、引受人と合意しています。

2. 個別決算における特別利益の計上
2020年12月期の当社個別決算において、本件売出しに伴う投資有価証券売却益約1,830億円(モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社に付与するRH社普通株式を追加的に取得する権利の対象株式※2を含まず、売却価格を4,524円(2020年11月27日のRH社普通株式の終値)と仮定して算出した概算見込額)を特別利益として計上する見込みです。なお、当社連結決算は国際会計基準(IFRS)に準拠しているため、投資有価証券売却益は「その他の包括利益」として会計処理されます。

3. 今後の当社とRH社との関係
本件売出しによるこれまでの取引関係等への影響はありません。今後も当社グループはリクルートホールディングスグループ各社との良好な関係を維持してまいります。

以 上

※1:RH社発行済株式(自己株式を除く)の総数に対する保有株式数の割合:3.24%(2020年3月31日時点)

※2:上記売却株式に加え、当社はモルガン・スタンレーMUFG証券株式会社に対し、662万4,000株を上限に、RH社普通株式を当社から追加的に取得する権利を付与する予定です。

【リリースに関する問い合わせ先】
株式会社電通グループ グループコーポレートコミュニケーションオフィス
TEL:03-6217-6601 Email:group-cc@dentsu-group.com

株式会社電通グループでは、新型コロナウイルス対策の一環として、現在リモートワークを実施しておりますので、同期間のお問い合わせは、Eメールにてお願いいたします。

閉じる

このウェブサイトではサイトの利便性の向上を目的にクッキーを使用します。ブラウザの設定によりクッキーの機能を変更することもできます。詳細はクッキーポリシーをご覧ください。サイトを閲覧いただく際には、クッキーの使用に同意いただく必要があります。