ESG

気候変動への対策

ガバナンス

グローバルな気候変動課題については、CSR委員会を中心に方針や重点項目に関して決定しています。重要課題については、環境戦略会議およびCSR委員会で検討の上、経営会議にも報告する体制を整えています。

戦略と対応

電通グループ環境方針に基づき、CSR委員会ではサステナビリティに対するパフォーマンス評価をして、CSR推進委員を通じて事業部門にもフィードバックしています。その過程においては、リスクと機会について中長期的視点で議論しています。「電通グループ中期CSR計画2020」では、環境保全を重要カテゴリーに掲げて2020年をターゲットとした環境負荷の低減に取り組んでいます。

リスクと機会

近年M&Aなどを通じて海外事業が拡大する中、環境負荷がグローバルに高まる可能性があります。そのためこれを新たなリスクとして認識し、DANとともに環境負荷低減に向けた施策を展開しています。

SBTを通じたCO2削減への取り組み

Science Based Targets

電通グループでは脱炭素社会の実現に向けて、「パリ協定」で合意された「2℃目標(※)」を達成するために、科学的根拠に基づいた温室効果ガスの排出削減目標「Science Based Targets(SBT)」を設定、当社目標が科学的に根拠ある水準であると認められ、国際的イニシアチブの「Science Based Target Initiative」の認証を取得しました。
当社グループはスコープ1、2のCO2排出量を2030年までに2014年比24%削減、スコープ3(出張)の従業員一人あたりのCO2排出量を2050年までに2015年比25%削減することを目指します。今後CO2削減へのさらなる取り組みを通じて、気候変動問題に取り組んでいきます。

(※)COP21で採択された地球温暖化対策の枠組として、世界の平均気温上昇を産業革命前と比較して2℃未満に抑え、今世紀中に全世界で温室効果ガスの排出量を実質的にゼロにする必要があることが合意された。

気候変動問題への取り組み事例

紙の永久リサイクルDAN

紙の永久リサイクル

2016年に電通イージス・ネットワーク・インドでは、HR DirectorのSunil Sethが先頭に立ち、Green O Tech(グルグラム)とRaddi Connect.com(ムンバイ)の両パートナーの協力も得て、使った紙をリサイクルし再利用するという、2つの面白いオフィスプログラムを開始、環境保護の素晴らしい成果を挙げています。デリー地域のDANインドのオフィスから回収した2,782キロの紙を、リサイクルによって再利用。これで25本の木の節約になりました。

Green O Techはさらに現地の子どもたちと一緒に15本の木を植え、5,461キログラム相当のCO2排出量が削減され、新しい紙を作るのに必要な44,640リットルの水を節約できました。また電通イージス・ネットワークでは、使った紙をリサイクルして910冊のノートを作り、学校の子どもたちに配りました。

小さな積み重ねが大きな成果にDAN

小さな積み重ねが大きな成果に

小さな積み重ねが大きな成果を生みます。2016年の持続可能な開発週間に、パリのオフィスが生み出した3つの改革を紹介しましょう。パリのオフィスは、地元地域での出張用にハイブリッドカーの貸し出しを開始し、環境に配慮した通勤の足としてカープールサービスの推奨を始めました。また、自転車の無料点検を行い、毎日昼食時にはオフィスから食事の場所まで安全に往復できるよう自転車コンシェルジュサービスを提供しています。

最後に、パリのオフィスではペーパーレス面接を開始しました。HRチームでは、紙の履歴書は使わず、パソコンやタブレットなど、電子媒体によりペーパーレスで履歴書にアクセスできるようにしています。

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