電通グループの強み
ケーパビリティ
クリエーティブ
当社グループは、既成概念やデジタル/トラディショナルの枠にとらわれず、アイデアを、メディアを、人材を、自由自在に組み合わせて、テレビCMをはじめとした広告、エンターテイメント・コンテンツ、PR、プロダクトデザインなどのさまざまな領域で最適なソリューションを提案します。当社グループの高いクリエーティブ力は、世界的に権威の高い広告賞における受賞実績に裏付けられています。
なお、下記のような国際広告賞の受賞実績のほかに、アジア太平洋広告祭では「ネットワーク・オブ・ザ・イヤー」、「エージェンシー・オブ・ザ・イヤー」、「インタラクティブ・エージェンシー・オブ・ザ・イヤー」の三冠を達成し、D&AD賞では「デジタル・エージェンシー・オブ・ザ・イヤー」に輝き、カンヌライオンズ国際クリエイティビティ・フェスティバルでは「リージョナル・ネットワーク・オブ・ザ・イヤー賞」のアジアパシフィックで第3位に入るとともに、電通は単独の広告会社として世界第2位に入りました。

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- 1998年に創設されたアジアパシフィック最大の広告祭で、アジア広告協会連盟(AFAA)の後援によって運営されており、世界でも権威ある広告賞の一つとされています。
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- 米国のワンクラブ主催の権威ある広告賞です。ワンクラブは、若手クリエーターの才能発掘と育成を目的として結成された非営利団体です。
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- 英国に本部を置く非営利団体「D&AD(British Design & Art Direction)」 が1962年に創設したD&AD賞は、審査の厳しさから世界で最も受賞が困難なデザイン・広告賞と評されています。
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- カンヌ国際映画祭の一部として劇場広告映画のコンクールからスタートし、1954年からは独立して開催。規模の大きさ、審査員構成、入賞作品のレベルの高さなどから、数ある国際広告賞の中でも特に高い評価を得ています。
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- カンヌライオンズ国際クリエイティビティ・フェスティバルに2014年から新たに設置された「ライオンズ・ヘルス・フェスティバル」で、当社が制作に関わった作品のうち、“MOTHER BOOK”が初代グランプリに輝きました。
- コラム:電通のクリエーティビティ
- 古川 裕也
電通
コミュニケーション・デザイン・センター長
エグゼクティブ・クリエーティブ・ディレクター -
アドバタイジング・インダストリーそのものが、危機ともチャンスとも捉えられる歴史的な分岐点にいる現在において、確かなのは、ここ数年のうちに新しい領域を発見し、構造転換を成功させたエージェンシーだけが21世紀を生きていくことができると考えられる点です。まさに、それを決定するのがクリエーティビティだと考えます。
当社のクリエーティブの強みは、一言で言えば、「高さ」と「広さ」に尽きます。エージェンシーが解決しなければならない課題が高度化・多様化する中で、クリエーティブの領域も広がりつつあります。世界で最も影響力があるカンヌライオンズ国際クリエイティビティ・フェスティバルには、2014年現在、フィルムをはじめサイバー、プロモーション、アウトドア、デザイン、PR、イノべーション、ブランデッド・コンテンツ&エンタテインメント、プロダクト・デザインなど、17のカテゴリーがありますが、当社はこのすべてのカテゴリーに対応できる専門性を持っています。さらに、そのすべてを最適かつ最強に統合する高度のディレクション能力も有しています。今後のエージェンシーにとって、これらの多様な種目を駆使し、統合することが最も重要な仕事のひとつになるとすれば、当社にとって大きなチャンスになります。
2014年、当社は、カンヌライオンズ国際クリエイティビティ・フェスティバルで、エージェンシー・オブ・ザ・イヤー第2位を獲得しました。日本のエージェンシーとしては、過去最高位の栄誉です。チタニウム・グランプリを受賞して、それに大きく寄与した、“Sound of Honda / Ayrton Senna1989”は、セナの走行データを、クリエーティブの力で、エモーショナルなアウトプットに変換して見せることができました。ほかにも、“MOTHER BOOK”など、幅広いカテゴリーでの受賞も果たしています。このこともまた、当社が持つ領域の広さとクリエーティブのレベルの高さを証明したと言えるでしょう。
一方、国内でも、一般社団法人日本広告業協会主催の年間で最も優れたパフォーマンスを示したクリエーティブ・パーソンを選ぶ、クリエイター・オブ・ザ・イヤー歴代受賞者26人のうち24人は、当社から選ばれています。また、ACC CM FESTIVALなどの結果を見ても、テレビをはじめとする国内マス領域では、相変わらず圧倒的な強さを見せています。
これからのエージェンシーが果たすべき役割は、クライアントの課題を広告によって解決するだけではなく、地球上に存在するすべての課題を発見し、広告および広告以外の方法によって、解決することになっていくはずです。今ほど世界中に多様な課題が山積している時代はかつてありませんでした。特に日本は課題先進国と言われており、世界に先駆けて、先進国共通の課題にチャレンジすることができるのです。当社は、これをチャンスと捉えています。もし、私たちがアイデアの力によって、それらの課題を解決することができたなら、それは世界中の人々に幸福をもたらすことになるからです。
当社は、世界最高のソリューション・カンパニーを目指していきます。クリエーティビティの力で、よりよい世界を創ることが、我々の仕事なのです。
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古川 裕也
電通
コミュニケーション・デザイン・センター長
エグゼクティブ・クリエーティブ・ディレクター -
- 1980年
- 電通入社 クリエーティブ局勤務
- 1987年
- カンヌ金賞初受賞
- 1998年
- テレビ広告電通賞受賞
- 2003年
- アドフェスト・グランプリ受賞
- 2005年
- 一般社団法人日本広告業協会主催によるクリエイター・オブ・ザ・イヤー受賞
カンヌライオンズ国際クリエイティビティ・フェスティバル フィルム部門審査員
- 2011年
- ACC CM FESTIVAL グランプリ受賞
- 2013年
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コミュニケーション・デザイン・センター長就任
エクゼクティブ・クリエーティブ・ディレクター就任
カンヌライオンズ国際クリエイティビティ・フェスティバル チタニウム部門審査員
- 2014年
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カンヌライオンズ国際クリエイティビティ・フェスティバル フィルム部門審査員
現在は、あらゆる方法を駆使して課題解決する統合ディレクションの
第一人者として、広告のみならずさまざまなプロジェクトを手掛ける傍ら、
ソリューション領域全体のレベルアップの責を担っています。