電通グループの現況と今後の展望
- DANの成長戦略を加速するためのM&A活動は、スケール、インフィル、イノベーションを柱としております。
- その中でもここ数年は特にデジタル領域でのイノベーションの獲得に力点を置いてきました。
- 2017年は、1〜6月期で14件、そのうち4〜6月期で11件の買収を行い、2014年以降の買収案件は117件に達しました。
- また件数だけでなく、ROICについても、過去10年平均で約13%と高いリターンを実現しており、DANの大きな成長ドライバーになっております。
- 買収後の統合は順調に進んでおり、業績貢献のみならず、買収した会社の幹部によって、リーダーシップ人材や企業家精神がグループにもたらされています。
- 一例をあげるならば、APACにおいて主要なサービスブランドのひとつとなっているIsobarは、2012年から2016年の間に、複数の有力企業を買収し成功裏に統合を行いました。
- その結果、世界水準のデジタル&ブランドコマースをフルサービスで提供が可能となったIsobar中国の売上総利益は、この5年間で4倍に成長しております。