電通
統合レポート
2019

ダイバーシティ&インクルージョン

電通グループの取り組み
電通グループは多様な人財が多様に活躍し、最大限の価値を創造できるようにするための組織づくり、意思決定を含む仕組みづくりに関する取り組みを進めています。

女性活躍推進

2020 年までに電通単体の女性管理職比率10% 達成に向けて、女性リーダー育成研修や、ダイバーシティカフェなどの意識啓発を目的としたコミュニケーション施策を行っています。2018年度からは、アンコンシャス・バイアストレーニングを開始、自分自身が気づいていないものの見方や捉え方のゆがみ・偏りを正し、より多様性を受け入れる組織を目指しています。

電通は女性社員のキャリア形成のための育成・成長支援を積極的に行い、社の戦力を最大化するために、次のようにダイバーシティ推進のための行動計画(計画期間:2015年1月1日〜2019年12月31日)を策定しています。行動計画の着実な遂行とともに、女性が働きやすい環境整備を進め、活躍の場をさらに広げていくよう、一層努めていきます。

行動計画の概要

目標

  1. 新卒採用者(正社員)に占める女性割合を、35%以上とする。
  2. 管理職に占める女性割合を2020 年までに、10%以上とする。

具体的な取組

  1. 女性の積極採用に向けた採用広報施策および選考の実施
  2. 管理職のマネジメント力強化
  3. 女性社員のキャリア意識醸成を目的とした施策の実施
  4. 制度・支援施策の見直しと社員への周知により、仕事と育児・介護の両立に対する不安を払拭
  5. 長時間労働を是正するため、生産性の高い働き方を促す「働き方リデザイン」活動を推進

2013年には「女性活躍推進プロジェクト」を立ち上げ、女性がキャリアを中断せずに活躍し続けられる環境を整えています。諸制度の拡充だけでなく、先輩女性社員を囲んでさまざまな話を聞く「ランチ座談会」の開催や、社外講師を招いての「キャリアセミナー」など、自らのキャリアを早い段階から考えられる場を提供しています。

障がい者雇用の促進

2013年4月に障がい者雇用推進の一環として、特例子会社「電通そらり」を設立。2019年6月1日時点で障がい者雇用率は、グループ認定された3社(電通、電通ワークス、電通そらり)で2.35%となっています。営業やクリエーティブ部門で活躍する社員も多く、障がい者の雇用機会拡大に向けて取り組んでいます。

また2018年度は、心のバリアフリーセミナーを全3回開催し、のべ220名が参加しました。障がいのある方々が感じている「心のバリア」への理解を深め、自然にお互いを尊重しあえるユニバーサルマインドを向上し、全従業員の理解浸透を促進しています。

ダイバーシティ推進

LGBTへの取り組み

レインボーロゴ
電通が発表した、多様性を表した
6色のレインボーロゴ。

社会に対する責任とステークホルダーからの要請も踏まえ、2018年に社員の福利厚生施策の1つである「電通ファミリーデー」の対象を、事実婚・同性のパートナーに拡大しました。加えて2019年4月からは、休暇施策、育児・介護休業、勤務時間等の制度の改定とともに、福利厚生サービスの利用対象や社員互助会主催行事の参加対象者の拡大などを実施しています。

また、ダイバーシティ&インクルージョン課題のソリューション開発専門タスクフォースである「電通ダイバーシティ・ラボ」を2011年に立ち上げ、「アライ(LGBT理解者)ネットワーク」の設立など、さまざまな課題に取り組んでいます。

「電通ダイバーシティ・ラボ」は、2018年10月にLGBTをはじめとするセクシュアル・マイノリティ(性的少数者)に関する広範な調査「LGBT調査2018」を行いました。

今後も、差別なく個性が尊重される職場環境の整備、LGBTに関する社員の意識改革への取り組み、社会への働きかけなどを継続的に進めていきます。

教育プログラム開発支援

電通グループは、筑波大学と連携し、ダイバーシティ&インクルージョン社会に向けた人材の育成とソリューション開発を目指す連携協定を締結しました。 社会の多様化に伴い注目の高まるダイバーシティ&インクルージョンの学問としての確立と一層の浸透を目的に、これまで先進的な研究・取り組みを行ってきた筑波大学を中心とするアカデミックと、当社が培ってきた知見とノウハウを掛け合わせた双方の視点から、主に人材育成や多様な個人に向けた商品・サービス開発を通じてダイバーシティ&インクルージョン社会の実現を促進していきます。

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